ジョン・カーターのライヴァルたち

浜口喜博主演 ●原作:南洋一郎


ブルーバ


鈴木重吉監督作品
特撮:築地米三郎

1955年公開映画


story/あらすじ

 サミュエル・ゴールドウィン・スタジオの協力を得て、アメリカで撮影された日本で初めての本格的猛獣映画。元オリンピック水泳選手で「水の王者」のニックネームで知られた浜□喜博が、ジャングルのヒーロー・丈児役に扮し俳優に初挑戦、ヒロインに八潮悠子。冒険小説の雄・南洋一郎の原作を社会派・鈴木重吉が映画化、『大怪獣ガメラ』の築地米三郎が特撮を、音楽を『ゴジラ』の重厚なスコアでおなじみ伊福部昭が担当。なおタイトルの“ブルーバ”とは、アフリカの言葉で“英雄” “立派な人”“豪傑”を意味する。
 百獣横行する大ジャングルに、ライオン、ワニを従えて、日本刀を腰に全裸で象にまたがる男。彼が一声高く“ブルーバ!”と絶叫する時、何かが起こる!?猛獣に育てられた日本人ターザンの、手に汗握る冒険活劇!

staff/スタッフ

監督……………………鈴木重吉
特殊撮影……………築地米三郎
原作……………………南洋一郎
脚本……………………小國英雄
撮影…………高橋通夫・板橋重夫
音楽……………………伊福部昭

cast/キャスト

丈児(ブルーバ)…………浜口喜博
渡辺礼子………………ハ潮悠子
父清一郎………………見凡太朗
山田健吉………………丸山 修
島村時男………………南 弘二

comment/コメント

1955年に公開された、日本ターザンものの映画。ワイズミューラーを意識したのか、主演には元オリンピック水泳選手を起用。ヒロインはこの時代としては露出の大きな水着というのも、やはりモーリン・オサリヴァンのまねかな。撮影は海外ロケとは言うものの、アフリカではなく、アメリカのターザン映画のセットを借りているようだ。これって、ロケというのか。海外スタジオというだけではないか。
まあ、パチモンにしては投資した、ということは言えるのかもしれない。
原作は南洋一郎です。

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