バローズ映画/パンフレット

カラー作品・最新SF巨編
恐竜の島
コロンビア映画
The Land that Time Forgot
(1975)


表紙 裏表紙

story/あらすじ

漂流の果てに潜水艦がたどり着いたのは、太古の生物が闊歩する信じられない世界だった!
往年の大ヒットSF映画、待望の登場。
エドガー・ライス・バローズ原作による実にオーソドックスな設定、デレク・メディングス(『サンダーバード』シリーズ)による特撮、これを見て心の躍らないファンはいない!

映画公開時の宣伝コピー

ある日突然、進路を失った潜水艦・・・そこに信じられない謎の世界が待っていた!
《ターザン》の作者エドガー・ライズ・バロウズが現代に放つ’76年SF最新超大作!

要目

原題 THE LAND THAT TIME FORGOT
原作 『時に忘れられた世界』
制作年 1975年
日本公開 1976年
上映時間 87分
制作 コロムビア映画

staff/スタッフ

製作総指揮 …… ロバート・E・グリーンバーグ
製作 …… ジョン・ダーク
監督 …… ケビン・コナー
原作 …… エドガー・ライス・バローズ「時に忘れられた世界」
脚本 …… ジェームズ・コーソーン
マイケル・ムアコック
撮影 …… アラン・ヒューム
特撮 …… デレク・メディングス
恐竜シーン …… ロジャー・ディッケン
音楽 …… ダグラス・ギャムリイ
美術 …… バート・デイビー
録音 …… ジョージ・ステフェンスン
編集 …… ジョン・アイルランド
プロセス撮影 …… チャールス・スタッフェル
装置 …… モーリス・カーター
衣装 …… ジュリー・ハリス

cast/配役

ダグ・マックルーア
Doug McClure
.... ボウエン・タイラー
Bowen Tyler
ジョン・マッケナリー
John McEnery
.... フォン・シェーンフォルツ艦長
Von Schoenvorts
スーザン・ペンハリゴン
Susan Penhaligon
.... リサ・クレイトン
Lisa Clayton
キース・バロン
Keith Barron
.... ブラッドリー
Bradley
アンソニイ・アインリイ
Anthony Ainley
.... ディーツ
Dietz
ゴドフリイ・ジェイムス
Godfrey James
.... ボルク
Borg
ボビイ・パー
Bobby Parr
.... アーム
Ahm
デクラン・マルホランド
Declan Mulholland
.... オルスン
Olson
コリン・ファレル
Colin Farrell
.... ホイットリイ
Whiteley
ベン・ホワード
Ben Howard
.... ベンスン
Benson
ロイ・フォルダー
Roy Holder
.... プレジャー
Plesser
アンドリュウ・マカロッチ
Andrew McCulloch
.... シンクレア
Sinclair
ロン・ペンバー
Ron Pember
.... ジョーンズ
Jones
グレアム・マラード
Grahame Mallard
.... ドイゼット
Deusett
アンドリュウ・ロッジ
Andrew Lodge
.... ロイテル
Reuther
ブライアン・ホール
Brian Hall
.... シュヴァルツ
Schwartz
スタンリイ・マクギー
Stanley McGeagh
.... ヒラー
Hiller
ピーター・スプロール
Peter Sproule
.... ヒンドル
Hindle
スティーヴ・ジェイムズ
Steve James
.... 最初のスト=ルー
First Sto-Lu

comment/コメント

 第一次世界大戦中、自分の乗っていた船を撃沈したUボートを乗っ取ったタイラー(ダグ・マクルーア)達は、地図にない孤島・カプローナにたどり着く。彼等はカプローナからの脱出を図るが、折りから起こった火山の爆発によりUボートは沈没、瓶入りの手紙を海に流す……って、けっこう面白そうでしょ? 実際浮上したUボートの左舷の海面に突如頭を突き出したディプロドカスに乗組員が喰い殺される場面なんかはけっこういいんだけど、あとがダメ。画面にはプテラノドン、トリケラトプス、スティラコサウルス、ノトサウルスなどが登場するけれど、そのほとんどがライフル銃で射殺される。ちと弱すぎないか? ディプロドカスなぞ、射殺された後、夕食にされてしまうし。ちなみに出てくる恐竜達は、全て実物大のモデルか、ぬいぐるみか、機械仕掛けの人形。ほとんど遊園地の見せ物レベルの情けない出来だった。
 注目すべきはマイクル・ムアコックが脚本に参加していること。それによって、SF的に(あるいはファンタジー的に)どこがどうなったのか? はわからないけれど、原作がバローズのSFの中でも最上級の評価を得ている作品だけにその映像化には力強いスタッフではあったのではないか。続編がつくられたということは、そこそこはヒットしたのだろうしね。
 日本公開時の映画パンフが手に入ったので、追加します

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