バローズ贋作小説


『ペルシダーに還れ!』


7.




 
 結果としてカルヴィ族の族長であるジャロックの命を救ったわたしの無謀な行動は、その結果ゆえだろうが、われわれにとっていくつかの恩恵をもたらした。
 まずは当面の食料だ。鉄モグラの中には非常食と思われる乾パンや干し肉が貯蔵されていたが、お世辞にも美味とは言いがたい代物だった。見た目も決してよいものではなく、〈美女サトコ〉が口にする姿を眼にしなかったら、食料だとさえ思わなかったかもしれない。もちろん貴重な栄養源であり、命の綱としてわれわれをここペルシダーまで無事到達させた役割は否定できないが、ここで口にした新鮮なシプダールの肉は、鶏肉を思わせる美味で、まさしく生き返る思いを実感させるに十分なものだった。


つづく

 


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