英語で読むバローズ


EDGAR RICE BURROUGHS AND RAY PALMER

THE SCIENTISTS REVOLT


A WILDSIDE BOOK/Wildside Press LLC/2013.12.12/P83

概要

"The Scientists Revolt" qualifies as a publishing curiosity. A collaboration between author Edgar Rice Burroughs (famous for Tarzan and the Martian novels, among others) and Ray Palmer (*editor of numerous pulp magazines), it is a slam-bang pulp action story set in the 23rd Century, where the struggle of the intelligentsia against the proletariat has played out to rather silly results. Complete with 1920s-style archetypes (including hardboiled Irish cops), sci-fi trappings like matter transmitters, and the obligatory romance between classes, it's a truly unique product of the pulps.
「科学者の反乱」は、出版界の珍品と言えるだろう。 作家エドガー・ライス・バローズ(ターザンや火星シリーズなどで有名)とレイ・パーマー(数々のパルプ雑誌の編集者)の共著による本作は、23世紀を舞台にした、スマッシュヒットのパルプ・アクション・ストーリーである。 知識階級とプロレタリア階級の闘争が、 かなり滑稽な結末を迎えている。1920年代風の典型的な登場人物(ハードボイルドなアイルランド系警官など)、物質送信機といったSF的な要素、そして お決まりの階級間のロマンスなど、パルプ・フィクションならではの真にユニークな作品となっている。

comment/コメント

 たまたま見つけた薄めのペーパーバック。2013年にはあったらしい、ってマジか。私の認識では単行本化されていない数少ないバローズ作品の一つ、しかもSF、というもの。なので、2013年の本書が英語版の初出版だとすると、翻訳プロジェクトの公開はやはり世界初だったのかと思う。
 作者名が連名になっているのは、バローズの非SF小説 Beware! を、当時アメージングストーリーズの編集者だったレイ・パーマーが勝手に(?)改稿して未来を舞台にしたSFとしてでっち上げたという経緯を踏まえたのだろうと推察する。単行本化されなかったのもそのためかも。今出てきたのは死後年数が経過して著作権切れとなったからではないか。
 概要欄に裏書の解説(?)を書き出した。参考になれば幸い。

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