コミック作品 American Comic

帰ってきたターザン
The Return of TARZAN
(1967,68)

Illustrated by Russ Manning

ラス・マニング:作/小野耕世:訳/小野耕世:解説 ツル・コミック社/初版1972/p63/\190


story/あらすじ

冒険の旅から帰ってきたターザンを待ち受けていたのは、ジェーンが誘拐されたとの知らせ。ジェーンをさがして黄金都市オパーにいき、女王ラーの身を挺しての助けで無事救出するが、すぐに滝に飲まれ別れ別れとなり、秘境パル・ウル・ドンにたどり着く。そこでの争いに巻き込まれたターザン、両親を捜し求めるコラク、3者の冒険の旅!


characters/登場人物

ターザン ジャングルの王者。本名、ジョン・グレーストーク卿。イギリスの貴族
ジェーン ターザンの妻。結婚する前の名は、ジェーン・ポーター
ビーストメン 古代の黄金都市オパーに住む怪人種。ターザンとジェーンを追跡する。
ジャド・バル・ジャ ターザンと冒険を共にする、黄金のライオン。
ラー 黄金都市オパーの女司祭長。ターザンを夫にしたいと思っている。
コラック ターザンの息子。父親に劣らぬ大活躍をする。
アブ 謎の原始境、パル・ウル・ドンの有尾人種ホードン族のひとり。神像をこわしたため、殺されそうになる。
ジャーザ ウォズドン族の酋長の娘だが、色が白く生まれついたので、仲間の原始人から、カタワ者あつかいされている。
カジ ビーストメンの大司教。ラーを妻にする。
ブター ウォズドン族の酋長の息子でジャーザの兄。父の地位をねらっている。

comment/コメント

 以前から表紙だけは紹介していた、日本版ターザンのコミック。ラス・マニングの作となっているが、コマワリなど、かなり日本側の編集の手が入っていて、しかも少ないページ数に納めている関係上、かいつまんだようなストーリイになっている。内容は……意外と面白い! 波瀾万丈、次々冒険のエピソードが展開する。ターザン、ジェーン、コラクらがそれぞれ動き回りながらストーリイがかみ合っていくのはなかなか。下手な編集の入っていないものを読みたい、と思ってしまった。
 入手はきわめて困難と思うけど、ぜひ読むべし!

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