ターザン物語5

ターザンとオパーの宝
Tarzan and the Jewels of Opar
(1916)

Illustrated by Motoichiro Takebe

野上彰:訳/武部本一郎:画/野上彰:解説 実業之日本社/ターザン物語5 /1962.01.10初版/214頁

この絵は権利者である故武部本一郎夫人・武部鈴江さんの許諾により転載しています

story/あらすじ

この本のはじめに
 みなさん。ジャングルの王者、熱血児ターザンを、よくごぞんじですね。きっと映画やテレビでごらんになったことと思います。
 このターザン物語全六冊では、そのターザンのスリルと冒険にみちた活躍が、アフリカのジャングルを舞台にして、つぎからつぎへと展開されます。
 映画では見られなかった、類人猿に育てられた少年ターザンのおもしろいお話があとからあとから、息もつかせないほど、ぞくぞくとでてきます。
 いまからやく五十年まえ、アメリカの作家バーローズによってあらわされた、正義の味方ターザンの物語を、さあ読んでみましょう。
一九六一年 八月
訳者 野上 彰

history/初出

Tarzan and the Jewels of Opar,Nov.18-Dec16,1916,All-Story Caval magazine
Tarzan and the Jewels of Opar,1918,McClurg

comment/コメント

これも、カバーはありませんので、挿絵から、ライオンに襲われるジェーンを救出に現れるターザンのシーンを紹介。記憶喪失からよみがえってきたターザン、かっこいいです。原題に忠実なタイトルを考えるとラーとの共演を紹介したいところですが、2巻ですでに紹介済みなのと、実業之日本社版のラーは、武部さんのデザインがハヤカワ版と異なり、露出が控えめなこともあって、面白みがないのです。ただし、イラストはモノクロとはいえ十数枚入っていて、文庫版より大判なので、見ているだけでも楽しくはあります。

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