バローズ・ファンの伝言板 1997.4
Message Board between Visiters(Apr.1997)


HP拝見しました。大変すばらしい内容で、昔の感動がよみがえってきます。
私は文章を書くのがへたなので、絵のみのHPを作っています。まだ途中です。
LINK FREE とありましたので勝手にLINKしました。
できればご確認いただき、不都合があればご連絡ください。すぐに消します。
www2p.meshnet.or.jp/~ma-10-ka/
です。

(10KA,2 Apr 1997)


さっそく見にきていただきありがとうございます。
過度にご評価いただいて、社交辞令とはいえ、ご連絡したかいがあったとよろこんでいます
私が、最初に読んだERBの本は、偕成社のSF名作シリーズの中の「地底恐竜テロドン」(これはペルシダーの第1巻のことです)で、武部本一郎画伯の挿し絵が脳裏に焼き付いてしまいました。
もちろんこの時は画家のことは、わかりませんし、そのうちに忘れてしまったのですが中学生になり創元文庫の火星シリーズを読んだときに鮮やかによみがえってきたことを覚えています。
本の題名もわからなかったのですが、SF図書解説総目録46−70の下が昨年やっと出版されて長い間気になっていたことが解消されました。(上は持っていましたが、これだけでは索引もないので調べられなかったので、下が出たときはほんとにうれしかったです。)
さてご質問の件ですがパルプ雑誌やERBDOMは今はなくなってしまったアメリカのコミックBOOKSHOPから購入しました。
ただERBDOMの比較的新しいものはまだ下記のところ(SFマガジンにも紹介された有名な新刊のコミック関係の店なのでご存知かもしれませんが)で入手可能です。
BUD PLANT COMIC ART P.O.BOX1689 GRASS VALLEY CA 95945
アクセスカウンタの数値が少ないのは実はだれも見にきていないからなのです。
このHPの存在を知っているのは、会社の同僚だけなので、あのカウンターの数のほとんどは私が動かしています。(ちょっとなさけない)
まだ全部できていませんし、完全に自己満足のためのHPなのでどこにも登録していないせいです。
リンクしていただければ大変光栄です。
あまり文章がうまくないですが、それでよろしければ転載していただいて結構です。
それでは。

(10KA,3 Apr 1997)


Subject: バローズファンのH Pがあったとはっ!

たまたまYahooに適当な言葉をいれて「こんなホームページが在ればいいなあ」と検索していた者です。「バローズ」と入れてみたところ、検索結果が一件と言う事で覗かせていただきました。
> 創元推理文庫のSFマークが創元SF文庫となって以来、めっきり見なくなった本たちがあります.............
おっしゃる通り、最近は全然本屋で見かけません。火星シリーズを始めとする一連のバローズ作品は創元の看板だったはずなのにねえ。これも時代の流れですか。
バローズの作品の中で一番のお気に入りといえば、やはり火星シリーズですねえ。これらは繰り返し読んだせいか、手垢でずいぶんと汚れています(特にお気に入りは火星の交換頭脳と火星のチェス人間ですね。だからこの2冊が一番汚れている)。
火星シリーズにはじめてふれたのは小学生の時です。「火星のジョン・カーター」というジュブナイル翻訳もの読んだのがきっかけ。もちろん、「火星のプリンセス」の抄訳版です。「ジョン・カーターは火星にもどれないのかなあ。なんか中途半端だなあ。」と思ったのが小学5年生の時(丁度20年前!)。その時はそのままで終わっちゃったんですが、ジョン・カーターと言う名が頭にこびりついてしまいました。時は流れて中学二年の春、たまたま入った古本屋にあったのが「火星の女神イサス」。「なんか火星のジョン・カーターに似ている題名だなあ」と手にとってみれば、似ているどころか続編ではないですか!その場で即買いました(だからこれだけは古本です)。ちなみにその時、「スターキングへの帰還」も買いました。実は「スターキング」も小学生の時に抄訳を読んで、ジョン・ゴードンと言う名が頭にこびりつていていたんですよねえ(こちらの抄訳本の題名は失念)。と言うわけで、ハミルトンの作品群の中で一番好きなのは、「スターキング」シリーズ(とはいっても2作だけだけど)。
ちょっぴり話が脱線しちゃいましたね。さてさて、バローズといえばやはり武部本一郎画伯を抜きには語れません。正に血わき肉おどる冒険の世界!画伯の描く美姫たちは最高でしたね。私の高校の時の友人でバローズファンだったのなんかは、まず表紙が奇麗だったんで買って読んでみたらおもしろかった、というのが読みはじめるきっかけだったみたいですから。画集も何冊かでていましたけれど、いまでも手に入るんですかねえ。お亡くなりになられた時、早川から限定版の画集がでていたみたいですが、これは見た事が有りません。どのような内容かご存知ですか?創元からでていた限定版は持っていいますけど。この時、神田の三省堂で予約してもらった「創刊1000点記念フェア」の絵葉書(火星のプリンセスと火星のチェス人間の表紙絵とモノクロ挿し絵4点の6枚セット)は今でも宝物の一つです。最近の挿し絵に比べると、遥かに味わい深いものばかりだと思うのですが。「火星のプリンセス」なんかは、正に大人の絵本!
ところで作品紹介で気になったのですが、創元版「火星シリーズ」の翻訳者と初版年次は間違いではないでしょうけれども、近年出版されていたものは皆、厚木淳訳で統一されていたのですから、入手し易さを考えれば、そちらを載せた方が良かったように思えます。ただ、秋元書房からもでていたとは知りませんでした。ターザンの新刊情報といい、情報収集には脱帽されました。角川のほうは、「イサス」も有りませんでしたっけ?引越時にしまい込んでそのままにして有る蔵書にあった様な気がするんですけれどね。間違っていたらすみません。
なんか取り止めもなく、火星シリーズを中心に書いちゃいましたが、これからも頑張って、いいホームページにして下さい。
追記
実は暇な時は古本屋をめぐって早川のターザンシリーズを探していますが、なかなか見つかりません。残り3冊(ターザンと黄金の獅子、ターザンとライオン・マン、ターザンと呪われた密林)。新刊のTazan:TheLostAdventureは洋書屋で見かけたら、購入してみたいと思います。

(信木朗Shinki-Ro,7 Apr 1997)


Subject: すみません御無沙汰してます

 なかなか仕事が忙しくて、昨日数日ぶりに布団で眠る事ができました。読書もあまり進まず、さみしいばかりです。
 ときに、かなり前にターザン#2を読み終えたのですが、中盤からのこれはいったいどういう事だ?と思わざるを得ない内容、展開に愕然としてしまいました。
 実は、それでバロウズから少し距離を置いてしまったのもあります。
 僕は読書を楽しみたいだけで、御都合主義もそうそう嫌いじゃありません。
 でも、これはちょっと・・・・まじで気分が沈んでしまいました・・・。愛情を作品からほとんど感じられず、かといって優れた商業主義でもない、請われたから書いただけ・・・という感じで・・・。期待しすぎたわけじゃないはずです。だって後のペルシダーは全然、ご都合で面白いもの・・・。
 ハミルトンが結構なペースで入手(発見)できるので、最近はもっぱらそっちです。心の傷が癒えたら、またバロウズへ・・・。
 時に、日本版ファンゴリアという雑誌に(もしかしたら先月号かもしれませんが)ララ、のターザンの記事が少しだけありました。御参考までに。それでは頑張ってください。

(Shoujirou Kasai,Fri.18 Apr 1997)


 心の傷、察します。わたしも久しぶりにターザンはじめERBの作品を読み返しているのですが、第2巻のご都合主義ぶりというか、ただひたすらハッピーエンドにつながるように文字を並べた、こまぎれのエピソードの連続には、正直いってがっかりしていたのは事実なのです。最初にこれを読んだ15年ほど前は、第1巻と比較にならない出来に、失望した記憶もあります。
 その反動もあってか、実は最近の再読は、以外と楽しめたのですが。期待していなかったからなのででしょうか。といっても何の慰めにもならないと思いますが。バローズ自身、文明社会の中ではターザンのキャラクターを活かせないことに、この作品で気づいたとみえ、やがてアフリカを主な舞台とする物語から秘境ものと呼ばれる作品群へとターザン物語はその性格を変えていくことになるわけです。
 世界観で成り立った火星シリーズやペルシダー・シリーズとは異なり、ターザン・シリーズはターザンという人物設定にこそその特徴があるわけで、バローズ自身、とまどいながらその方向性を定めていったことを、見つめてあげてください。
 ターザン第2作は出版社から掲載を断られた作品を他社に持ち込んで掲載させたといういわく付きの作品なので、万人が認める出来ではないのも事実です。バローズ自身も気づいていたのか、以後、しばらくはターザン第1作を載せたのと同じマンゼイ出版社から、作品を発表し続けています。オールストーリー誌の編集者で最初にバローズを認めたボブ・デイヴィスの眼力を評価していたということなのでしょう。
 ターザンの第1作が売れすぎたこともバローズにとっては悲劇だったかもしれません。ターザン以前の唯一の作品である『火星のプリンセス』は、明らかに趣をことにする作品ですから。バローズほどの多作家であれば当然、石も玉もある、ましてや初期の作品ですから――
 是非ともまた、バローズに戻ってきてくださいね。そして、意欲作である月シリーズや、野心作である太古世界シリーズ、真の意味でのターザン続編であろうと思われる『石器時代からきた男』など、もっとたくさんのバローズの作品を、読んであげてください。楽しめることは保証します。
『ターザンの復讐』だって、バローズだと思わなきゃ、それほどでもないでしょう?
 では、また。ハミルトンの作品でもいいです。感想を聞かせてください。

(Hideki Nagata,20 Apr.1997)


 いや丁寧なご返事で、心の痛みも少しは和らぎました。
 あの拙文を見ていただいてもお分かりになるとおり、まず僕は、「類猿人ターザン」ありきだったものですから・・・・そうですね、この後の作品は少なくとも、今まで読んだ中にはハズレがないので・・・やっぱしこの2作目だけなのか・・・。とまどい・・・確かにこれは、戸惑いとか、迷いとか、感じられる作品です。というより、迷いばかり出てしまってる、とさえ思えます。
 でも依然として僕の書棚には、順番を待つバロウズがありますので。楽しく付き合っていきますとも!そうはいっても、やはりこれだけ、男の子の琴線をくすぐる作家はいないですもんね。
 でも、いまキャプテンフューチャーにハマってるので、バロウズの感想はしばしお待ちを。ハミルトンなら長田さんも納得してくれるでしょ?
 実は、明日月曜日から、フロリダに研修に行かねばなりませんが、なにかしら例のララのターザン関係が有りましたら買って来ます。他に(確実なお約束はできませんが、通販するより気軽だとは思いますので)ご注文があれば、さほど期待せずに言ってみて下さい。明日、午後に発つので、今日中であればご協力できると思います。といってもビデオとか本程度でしょうけれども。それでは、また。

(Shoujirou Kasai,Sun.20 Apr.1997)


Subject: はじめまして

はじめまして
いやーバローズ作品への愛がひしひし感じられますね。
紹介としても、データベースとしても情報が網羅されていてすばらしいです。
自分とこのプロバイダーの個人ホームページが全然さびしいのでneskのほうを適当に見てまわっていたらバローズの名が。
おお懐かしい。 わたしも10代、創元推理文庫SFや早川SF文庫の諸作に夢中になっていたクチですがすいません。
わたしバローズ読んだことないんです。野田昌広さんのSF英雄群像で知ってた程度。
バロウズはたくさん出てるし人気もあるからいつでも買えると、あとまわしにして他の中堅クラスの作家を優先してました。
ジャック・ヴァンスとかね。
結局、未読のまま現在に至ってるんですが、まさか書店でもろくに見かけなくなる状態になるとは想像しませんでした。
(バローズに限らず創元や早川の文庫本SF全般に言えることだけど。)
ペルシダーと火星シリーズはいずれ読もうと思っていたのに・・・
古本屋で見つけたら買おうかとも思うけどシリーズが順番通り手に入るわけでないし。つらいなー。
映画化でもされて一時的にでもまとめてずらーっと書店で平積みされたらいいのに。
ともかく、機会がありしだい手に入れて読んでみます。
今後とも頑張ってください。またいずれ。
(山名田 一秀Sun, 27 Apr 1997)


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