バローズ・ファンの伝言板
Message Board between Visiters


Kaor
A fine website...well done fellow fan.
Bill & Sue-On Hillman Canad
http://www.common.net/~soos/
(Bill & Sue-On Hillman Sat, 17 May 1997)


Subject: 文庫やさんに行って きました

 先週は九州に出張だったのですが、ついでに文庫やさんに行ってきました。
 ここのHPにリンクされている事もあってその存在を知った訳ですが、ほんっと文庫ばっかりの古本屋さんです。一昔前はかなり流通していた小松左京や眉村卓に豊田有恒、それと懐かしの旺文社文庫や秋元文庫なんかも結構あったりして、なかなかのものです。店内の4分の1ほどは未整理で本を手にとる事ができないようになっていました。其の他、段ボール箱に入ったままの在庫も結構あるようでした。
 さてバローズ関係ですが、創元の一連のシリーズ物はそれなりにありました(金星シリーズの初版帯付なんかもありました!)。早川版はターザンをはじめ少々といった感じですかねぇ。僕もインターネットを通して持っていない早川のターザンを注文しているのですが、残念ながら有りません。
 他にも注文している本が有り、そのうち1冊が有ったのでお店のお姉さんに発送済か否かを尋ねると、発送済との事だったので、その本は取りやめ(文春文庫のいたずらの天才)。驚いたのは、その時こっちが名のった訳ですが、なんとお姉さん、僕の事をフルネームで覚えていてくれた事です。まあ、早川のターザン3冊にコナン1冊を注文する人間なんか、そうそういるもんじゃないしねぇ。「ターザンと黄金の獅子」も発送済みとのことで、ラッキーでした。これでターザンは残り2冊だあっ!(早川版コナンは注文しているのが最後の1冊)
 ここの良いところは、在庫がなくても注文しておくと、探求書として登録しておいてくれるので、入荷次第連絡してくれるところです。一応、残りも引き続き東京で探し続けるつもりですが、ちょっぴり気が楽になりました。他に、「鞍馬天狗・地獄太平記」(徳間文庫、上下刊)を買いました。神保町の古本屋に比べて絶版文庫の値段が格安なのもGOODですっ!
 家に帰ると、確かに「ターザンと黄金の獅子」と「いたずらの天才」が届いていました。状態もなかなかのものです。そうそう、文庫やさんの在庫のほとんどはカバー付です。カバー無しの「火星のプリンセス」なんかもありましたが、無しのはあんまりありませんでした(岩波文庫は別、これは元々カバー無しだしね)。探している文庫本は、まずここに注文する事を強く御勧めします。
(信木朗 Sun, 18 May 1997)


文庫やさんに!それは、よかったですねえ。うらやましいなあ。金星シリーズの初版帯付き!もう、言葉もありません。
インターネット上のバーチャルショップかと思いこんでいましたが、店もあったのですね。利用している方は多いんだなあ。わたしは、のぞいたことはあっても利用の経験はないんです。損した気分だな。
といったわけで、このメール、転載してもいいでしょうか?是非とも載せたい。紹介したい。みんなで共有しましょうよ。
そうそう、R・E・ハワードの日本語HPもあって、(リンクしています)ぼくもいったり、メールを送ったりしたのですが、返事はありません。更新も少ないみたい。残念です。早川版のコナンはぼくは、すべて定価購入。創元版は1冊だけあったかな。やはり武部さんが好きなんです。
では、また。これからもよろしく。
(長田 秀樹)


Subject: メール、掲載して頂 ければ幸いです

長田さん、こんばんは。
そうなんです、実際にあったんですよ。惜しむらくは、やはり地方で交通の便が悪いせいか、お客さんの入りは今一つでした。まあ、インターネットを基本とした通販を中心に営業して行く限りは問題ないんですけどね。とりあえずこんなお店でしたよ、といったレポートのつもりのメールです。転載して頂ければ幸いです。
ところで、早川版のコナンで一冊残っているのは、「荒獅子コナン」です。これは創元版と話がダブっていない奴だと思いますが、創元版と早川版、イラストも訳語調もずいぶん違っていて、とても原文が同じとは思えない物が多々ありますね。個人的には創元版の訳が好きです。イラストは勿論、早川版!
また、何か収穫があったら報告したいと思っています。今後もよろしく。
(信木朗 Wed, 21 May 97)


 この週末にでも、転載するようにします。ありがとうございました。
 コナンは、確かに早川版の方はマニアックというか、懲りすぎで、読みにくい感じはあるかもしれません。そのコナンも、今や書店では1冊だけ残して絶版。シュワルツェネッガー主演で2本も映画は作られたというのに、いや、だからなのかな、寂しいものです。
 ターザンも来年、2本の映画が公開予定で、Xファイルにでていた役者が演じるらしいですが、なにぶん、情報が英語なもので、十分理解できていません。スカでなければいいのですが。ちなみに、もう一本はディズニー・アニメ。おいおいという感じです。
 昨年放映されたTVシリーズ、日本でも放映されないかと思っていたら、おもちゃが輸入販売されていました。HPのアドレスを今度、リンク・ページに載せますので、見てみてください。火星のターザンとか、タルス・タルカスのフィギュアなんて、買っておく価値はあるかも知れません。
 では、また。
(長田 秀樹)

Subject: 初めまして、

WARREN MAGAZINE Collection というホームページを下記URLに開設している新井 功という者です。
海法さん〜SF美術館と辿って、そちらのHPを見つけました。海外のHPばかり、漁っていて、発見が遅れたようです。日本にバロ−ズのHPがあったとは…不勉強でした。
やにわに武部画伯の絵が張り付けられているのにも驚きましたなにせ、かって岩崎書店から発行された1〜3集までの日本のフラゼッタ、武部本一郎さんの画集は今でも私の宝物ですし、当方のHPを見ていただけるとお解りになると思いますが、いつか許可が受けられるなら武部さんの作品の紹介のHPと、フラゼッタの日本のオフィシャルサイトも開いてみたいものだと、常に思っていたものですから。現在著作権問題で云々とありますが、武部さんに関してはOKを取ってあるのでしょうか?
貴方のHPに6月の改訂からLinkを貼らして頂きたいのですが、その際、ここで武部さんの絵が見られるというような紹介の仕方をしても構わないでしょうか、ご連絡を待ちしております。
(新井 功 Wed, 21 May 1997)


わざわざメールをありがとうございました。HPも(少しですが)のぞかせていただきました。いや、技術的にも、内容的にも、充実していてかつ美しく、感動しました。我が身のセンスと知識のなさを恥じ入るしだいです。
さて、おたずねの著作権の件ですが、東京創元社の小浜氏の協力を得て、武部画伯の未亡人に許可を求める手紙を届けていただきました。もう、数ヶ月前のことになります。好意的な感触はありますが、明確な回答はないというのが現状で、著作権を侵しているのかどうか、確信を持てないままに運営しいてしまっているので、もしかすると犯罪的なのかもしれません。小浜氏は協力的で、特に問題にはならないと楽観視はしているのですが……
従って、貴氏の質問には明確に答えられませんが、責めを負うべきは当方なので、どのように紹介されても貴氏に迷惑が及ぶことはないと思います。 LINKしていただけるのであればうれしい限りで、光栄にも思います。こちらからもお願いします。そこで、お願いです。貴氏のメールを当HPに転載してもよろしいでしょうか?了承いただければ、訪問していただいた方と共有の情報、財産にしたいと思います。よろしくお願いします。
では、また。
(長田 秀樹 Fri, 23 May 1997)

Subject: Re[2]: 初めまして、

いや、技術的にも、内容的にも、充実していてかつ美しく、 感動しました。我が身のセンスと知識のなさを恥じ入るしだいです

お褒めの預かり恐縮です、ありがとうございます。

武部画伯の未亡人に許可を求める手紙を届けていただきました。 好意的な感触はありますが、明確な回答はないというのが現状で、

あぁ、やはり、そういう手順になるのでしょうね、しかし、もう相当お年だろうし、インターネットのホームページといって解るのかなぁ。お子さんなんか、いらしゃらないのでしょうか?

小浜氏は協力的で、特に問題にはならないと楽観視はしているのですが……

私もそう思います、絵だけの場合が問題で、表紙だけを(まるごと)引用するのは問題ないはずです、勿論OKをとってあるほうが日本の場合は望ましいのですが。其の点アメリカあたりは不利益にならない限り、宣伝と思っておおらかに対処しているみたいですね、私の場合も航空便での許可願いを出して、 3週間程でOKをもらいました。まぁその許可願いは真剣に書きましたし、 OKが出なければHPの開設は諦めるつもりでしたので、逆に出版社から、”わざわざ知らせてくれてありがとう”とまで言われました。あちらは”このペ−ジの絵は許可を受けていません”と堂々と書いてある HPがあつたりしますからね。

貴氏のメールを当HPに転載してもよろしいでしょうか?

別に構いませんが、どうせなら一言
”バロウズってのはジャンキーの爺いの事じゃねえぞ!”(笑)
あ、これから以下に当方のHPでHelloボタンを押してくれた方にだしているメールを参考に載せておきますが、以下は転載禁止ね。

(中略)

長くなりました、Linkは現在製作中の6/1Up予定から貼ります、また連絡させて頂きます。
(新井 功 Fri, 23 May 1997)


 わざわざありがとうございます。誠実であろうとすれば許可を得るべきなのでしょうが、著作権意識がないということでいえば日本の方が問題は大きく、もしかするとなぜこんな許可を求められるのか、理解していただいていないのかもしれません。害意はないからいいかと半ば開き直っています。多くの人に本を読んでほしいというのが本意ですからね。
 週末になりましたので、貴氏のHPもじっくり楽しもうかと思っています。あと、リンクをはらせていただいたので、確認ください。では、また
(長田 秀樹)

Subject: RE: オモチャ屋のサイトで見つけました

 むこうでも、マハール対ターザンのセットのフィギュアは売ってました。あまりに箱がでかいので買って来られませんでしたが。
 アニメも実写TVもまったく発見できませんでしたねえ。リラン(再放送)もなかったようで、どうにか見てみたいです。実写マハール。 ここで苦言でもないですが、正直を信条としている僕は、書かせていただきますと、今回、「火星のプリンセス」を読みましたが、感想は、ウーン・・・でした。これは間違いなく「ペルシダー」を先に読んだからでしょう。ええ、間違いないっす。そういう意味で、どうも読む運がないのかなあ。2巻まで入手できないのが多くて、手を出しあぐねているパターンとか。
 火星の・・・に関しては、後にペルシダーでここまで踏襲してる限りは、作者の意図も作品への感情も明白ですし、いまさら僕が言う事はないのですが。こうなると、俄然ペルシダーを揃えたいっす・・・。なんだって手に入らないのか・・・。CFばかり読んでて、実は挿し絵のレベル(水野氏、すいません)に辟易してたところに武部画伯のデジャーソリス!うおーカッチョイイ!だったんですが、あまりにペルシダーであり、また初期作品らしさがふんぷんと滲み出てるので我が子の成長を見るように読んでしまい、純粋な次の展開を楽しむ読書ではなかったです。乳母の過去のくだりぐらいかなあ、燃えかけたのは。
 グリドリーウェーブに乗って、なんて読むと、オイシイところまでたどり着けないような気すらします。ハッキリ言って入手が困難すぎますバロウズは。(でも)、この一文は、ヨッシャー!という感じですね、結構期待してた雰囲気、気軽さや面白さへのまっすぐな憧憬が、かなりいい感じです)しかし作品横断設定・・・アメコミではクロスオーバーと言い、決して楽屋オチでも内輪受けでもなく、ファンが望む、「夢の競演」として定期的にかなりの頻度で行われてます。ヒーロー同士だけでなく、出版社同士で、ファンに物語の結末を投票させて勝敗を決めさせたり真っ向から楽しんじゃってます。この響きは同じ意味なら、漢字の方が雰囲気でますね。
 クッソー読みたいんだけど、ないんだもんな。火星の物足りなさ(すんません)にくすぐられてこそ、ペルシダーが自分の中で再燃しても続きがないんでは・・・・ううむ・・・でもジェイスン君に出会うまでは、そしてその周辺の面白さを味わうまで、ヘコタレるわけにはいかないようですな。
 また何か面白いものがあればメールしますが、またこういった 「直」なエッセイを書いて下さい。こういうのがなくっちゃ!です。それでは

(Shoujirou Kasai Fri, 23 May 1997)


 それはわかります。私も、読んだのはペルシダーが最初で、キャスパックにはまり、次いで火星シリーズに手を出したわけですが、当時は、なんだペルシダーの方がおもしろいや、と思ったものです。数多く読み込んでいくうちにあれはもしかしたらすごかったのかな? と思うようになり、何十冊も読んでから再読したときにあらためてはまったというしだいです。
 あと、『火星のプリンセス』はバローズの作品の中でも特異な位置にあると思っています。いうまでもなくバローズの代表作はターザンであって、彼の一生は『類猿人ターザン』を書いたことで決したといってもよいくらいでしょう。それ以前に書かれた唯一の作品である『火星のプリンセス』には、ターザン以降とは異なった香りがあって当然なのです。そこには、読者を意識した視点が少なく、ただ書きたいものを書いたという感じがあって、だからエピソードも細切れで、つじつまが合わないところもあるし、技術的にも未熟で荒削りなのですが、魅力の原石が転がっているのも事実で、愛でてやることによってかがやきだす瞬間があるのです。
 かわいがって上げてください。絶対、思い出すときが来ます。

グリドリーウェーブに乗って、なんて読むと、オイシイところまでたどり着けないような気すらします。
ハッキリ言って入手が困難すぎますバロウズは。

 しかし、入手できないのはいかんともしがたいですよねえ。東京創元社に注文してみれば、在庫はないでしょうか? 主要なシリーズは目録上は残っていますから、入手も可能ではないかと思うのですが。一度、書店から問い合わせてみてはいかがでしょうか。

(でも)、この一文は、ヨッシャー!という感じですね、結構期待してた雰囲気、気軽さや面白さへのまっすぐな憧憬が、かなりいい感じです)

 ありがとうございます。ぼくも、こういった文章を書きたくてHPを始めたわけなので、そういってもらえるとうれしいです。
 では、また。メール、待っています。
(長田 秀樹)


 でもバロウズである事は正解だと思います、少なくともここに確実に感謝している人間がいますから。グリドリー・・・も、ペルシダーの3が入手できればたどり付けるんですが頑張ります。書店へもアプローチしてみます。グリドリー・・・で、再び燃えはじめているので、探してみます!

 それはわかります。私も、読んだのはペルシダーが最初で、キャスパックにはまり、次いで火星シリーズに手を出したわけですが、当時は、なんだペルシダーの方がおもしろいや、と思ったものです。数多く読み込んでいくうちにあれはもしかしたらすごかったのかな? と思うようになり、何十冊も読んでから再読したときにあらためてはまったというしだいです。
 あと、『火星のプリンセス』はバローズの作品の中でも > 特異な位置にあると思っています。いうまでもなくバローズの代表作はターザンであって、彼の一生は『類猿人ターザン』を書いたことで決したといってもよいくらいでしょう。それ以前に書かれた唯一の作品である『火星のプリンセス』には、ターザン以降とは異なった香りがあって当然なのです。そこには、読者を意識した視点が少なく、ただ書きたいものを書いたという感じがあって、だからエピソードも細切れで、つじつまが合わないところもあるし、技術的にも未熟で荒削りなのですが、魅力の原石が転がっているのも事実で、愛でてやることによってかがやきだす瞬間があるのです。
 かわいがって上げてください。絶対、思い出すときが来ます。

 ひざを打つとは、まさにこの事! うまいですね。まったく同じ感想を受けてます。確かにそうなんですよね。だから我が子の成長を・・・みたいな感想になりました。このご返事で気がラクになりました。確かにこれはバロウズ本人の無意識を理解しないと・・・なのかも。確かに原石はゴロゴロですし。んじゃ、まずはキャスパックですね。今読んでる本(普通の小説で犯罪ものです)が終わったら、さっそくチャレンジしてみます。
 もしかしたら夏の金沢へ、また足を運ぶかもしれません。ウチの彼女がかなり金沢を気に入ったようで、住みたいとすら言いはじめまして。でも今年は、サンディエゴのコミックコンベンションに行かねば!
 では、またメールで!

(Shoujirou Kasai Sat, 24 May 1997)


Subject: いやったーい!

地底世界全巻いきなり揃いましたー!
わーーーーーーーーーーーーーーー!
しかもターザン#3とモンスターマンまで
うけけけけけけけけけけけけけけけ!
ちょっと金がかかったけど、読むぞー!
あちょーーーーーーーーーーーーーー!
無理して遠くの古本屋まで行った甲斐がありましたじぇ!

(Shoujirou Kasai Sun, 25 May 1997)


 これはこれは。よかったですねえ! しかし、いったいいくらくらいだったのでしょう? 高かったのではないですか? よんだら、ぜひ感想を送ってください!
 それと……ここしばらくのメールを、掲載したいのですが、いいでしょうか?特に、『火星のプリンセス』に関する部分を、私の返信とあわせて掲載したいと思っています。よろしくお願いします。
 いま、ターザン物語に関するエッセイを書いています。評論というのも口幅ったいのでエッセイといっていますが、自分なりのバローズ感というか、バローズ論なのでしょうけど。火星シリーズに関しても書きたいことがわいてきています。
 それもこれも、kasaiさんのメールに触発されてのもの。メールを読んで、返信を書くために少し考えてとしているうちにまとまってきた考えに基づいています。違う視点での評価は、自分の考えを客観的にまとめる上でも大いに参考になるというわけで、 kasaiさんには感謝しています。これからも、メールよろしくお願いします。
では、また!
(長田 秀樹)


ホームページ | 最新のボード | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |