ターザン・シリーズ19 TARZAN series 19

ターザンと豹人間
Tarzan and the Leopard Men(1933)

長谷川甲二:訳/加藤直之:画/用語辞典 早川書房/ハヤカワ文庫特別版SF119 /1982.04.15初版/318頁


story/あらすじ

無気味な豹皮の装束をまとい、手にした鉤爪でジャングルで生活する罪もない人々の命を奪う豹男団−彼らは折りしも次なる獲物として、白人娘を襲い、秘境の豹神の神殿へと連れ去ろうとしていた。一方、豹男団の調査にやってきたターザンは、ふとしたことから記憶を失い、自分をウテンガ族の戦士の先祖の霊だと信じてしまう。だが、その先祖の霊としても豹男の非道は許し難い……彼はウテンガ族の戦士を引き連れ、豹男団の砦へと攻め入る−やがてターザンの猛攻にさしもの砦も陥落。だがその時遅く、娘は豹男団の残党によって何処ともなく連れ去られていた!

history/初出

Tarzan and the Leopard Men,Mar.1932
Tarzan and the Leopard Men,1933

chapters/目次

  1. 狩人
  2. しゃべった死人たち
  3. 呪術師ソビト
  4. 「あきれたがさつ者!」
  5. 裏切者
  6. 囚われの身
  7. 裏切りはばれた
  8. 豹神
  9. 神官たちが眠っている間に
  10. 戦闘
  11. 生贄
  12. 川下へ
  13. ソビトの帰還
  14. 小人たち
  15. 手がかり
  16. 突進してくるライオンたち
  17. 暗闇から矢が……
  18. 「悪魔どもがやってくる!」
  19. 「あんたなんか大嫌い!」
  20. ンセーヌが惚れたために
  21. 危険の坩堝の中で
  22. 最後にめぐりあうもの

characters/登場人物

ターザン ジャングルの王者。英国貴族グレイストーク卿
カリ・ブワナ 人捜しにジャングルにやってきた白人娘
オールド・タイマー ハンター
キッド
オランド ウテンガ族の酋長の息子
ソビト ウテンガ族の呪術師
ガトー・ムガング 豹男団の首領
イミゲグ 豹男団の司祭長
ルリミ 豹男
ボボロ

comment/コメント

 コメントを書こうと本を引っぱり出してみて、びっくり。しまった。まだ読んでいないERBがあった! しおりが挟まっていたのを発見してしまった。なぜ途中で放り出したりしたのだろう。そのうち読まねば。
 それはそれとして、加藤直之が描いたはじめてのターザンだ、という価値はある巻だ。
 なお、加藤氏の意向もあって、本作は書影を公開しておりません。あしからずご了承ください。

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